「エコラップ」というものをご存知ですか?
その名の通り、エコなラップのことで、使い捨てすることなく何度も使用できるラップです。
例えば、こんなものがあります。
シリコンラップ
蜜蝋ラップ
前々から、我が家はゴミ収集日直前になるとゴミ箱が溢れそうになるくらいゴミが多いのが気になっていて、見栄えも悪いし匂いも気になるし、どうにかしてゴミを減らせないかと考えていました。
最近サステナブルな生活に興味が出てきたこともありこのエコラップにとても惹かれたのです!
そしてこの蜜蝋ラップ、手作りすることが出来るという情報を仕入れたので、作ってみました♪( ´▽`)
蜜蝋ラップを手作りしてみた
材料
私は、蜜蝋と、ピンキングハサミは楽天市場でそれぞれ約1000円で購入しました。
蜜蝋とは?
蜜蝋(ミツロウ)とは、ミツバチが巣を作る材料として蜂の腹部にある分泌腺から出される「ロウ」のことです。
ろうそくやクレヨンの材料に使われており、その保湿性や抗菌性からリップクリームなどの化粧品にも使われています。
ピンキングハサミとは
布の切り口をギザギザにすることができるハサミです。
通常の裁ちバサミで切ると糸がほつれてしまうような布でも、ピンキングバサミで裁断すると糸がほつれにくくなります。
ピンキングバサミで切ると切り口が可愛くなるのも利点です。
はじめ、ピンキングハサミを手芸店の店舗で購入しようとしたところ、店頭に並べられていた全てのピンキングバサミのお値段が3000円を超えていて「高いっ!!!」と衝撃を受けました。
ネットで1000円で購入したものでもバッチリ布を切ることが出来たので、時間に余裕のある方はネットで購入した方がお買い得かもしれません。
色々と材料を揃えるのが大変という方は、このようなキットもあるので活用してみてはいかがでしょうか?
作り方
①お好みの大きさに生地を切る
包みたい物や、普段お使いの食器などに合わせて生地を切ります。
私は17cm × 17cmの正方形に生地を切りました。
②アイロン台にクッキングシートを敷く
蜜蝋がアイロン台に付着すると、シミになったりベタベタしてしまうのでクッキングシートを敷きます。
③クッキングシート上に布を敷く
④蜜蝋ビーンズを満遍なく散らす
私は蜜蝋ビーンズを使用しましたが、石鹸のようになった蜜蝋をスライスして散りばめる方法もあります。
生地の隅ギリギリのところに蜜蝋を置くと、熱を加えたときに生地から溢れ出てしまうので、気持ち中央寄りに蜜蝋を置きます。
⑤蜜蝋の上にクッキングシートを敷く
これを忘れるとアイロンが汚れます(゚∀゚)
お忘れなく!
⑥アイロンを当てて蜜蝋を生地に染み込ませる
中温〜高温でアイロンを数秒当てます。
蜜蝋が溶け出し、液状になります。
生地の中央から隅へ向かって放射状にアイロンをかけると、生地全体に綺麗に蜜蝋が染み渡ります。
⑦蜜蝋やホホバオイルを追加する
蜜蝋が行き渡っていないところに追加で蜜蝋を置きます。
このときにホホバオイルなどを数滴垂らすと、抗菌効果も高まります。
⑧再度クッキングシート上からアイロンを当てる
生地に満遍なく蜜蝋が行き渡るまで繰り返します。
⑨クッキングシートから剥がす
蜜蝋が固まってしまう前に剥がします。
⑩乾燥させる
クッキングシートから剥がしたら、30秒もしないうちに固まり始めました!
完成!
蜜蝋は手の温度で溶けるので、包みたい物を包んだり、お皿にラップのようにかけた後、手のひらで包み込み数秒温めると、ピタッと密着します。
はじめはベタベタ感を感じますが、使って行くうちに馴染み、ベタベタ感もなくなります。
可愛すぎて見るたびに幸せな気持ちになる〜♡
作るのが楽しすぎて、柄違い、大きさ違いで何枚か作ってみました!
今回、200g入りの蜜蝋を使用しましたが、まだ半分程蜜蝋が余っています。
なので、可愛い生地を見つけたらまた蜜蝋ラップを増産しようと考えています。
失敗作
100均の手ぬぐいでやってみたら、インクが溶けて広がりましたΣ(゚д゚lll)
なるべく出費を抑えたいという私のヨコシマな思いがあだとなりました_(:3 」∠)_
作る際は、生地の耐熱温度やインクプリントなのか、などに注意しましょう。
意外な使い道
失敗作を置いていたら、娘がいつのまにか失敗作蜜蝋ラップでおもちゃを包んで
おくりものだよ〜!
と言って贈り物ごっこを始めました(゚ω゚)
蜜蝋ラップ、多目的に使えるとは知っていたけど子供のおもちゃにもなるとは…!
折り目をつけてあげれば、小さな子でも折り目に沿って折れるので物を包むことが簡単に出来ます!
折り紙の練習にもなっています♪
注意点
1歳未満の子供の手に届かないところで使ってください。
また、1歳未満の子供に使用する食材などは蜜蝋ラップでは包まないで下さい。
1歳未満の子供が蜂蜜を摂取してしまうと乳児ボツリヌス症にかかる恐れがあります。
また、熱に弱いので、電子レンジ・オーブン・食器洗浄機・コンロなどでは使えません。
熱を与えてしまうと、作成時アイロンをかけた時のように蜜蝋が溶け出してしまいます。
電子レンジを使う際には蜜蝋ラップを取るか、シリコンラップなどに付け替える必要があります。
お手入れ
使用後は、水洗い、もしくは台所用中性洗剤で洗います。
お湯を使用すると、蜜蝋が溶け出してしまいます。
水を弾くので、すぐに乾きます。
私は水洗い後、軽く拭き、タオル掛けに掛けたり、洗濯バサミで吊るしたりして乾燥させ、折り畳んで収納しています。
作成後1ヶ月間使った使用感
何度も洗って使用していますが、今のところピッタリくっつき、密着感は衰えていません。
蜜蝋の匂いも、始めは若干あったものの、今はほとんど感じません。
冷蔵庫の中が可愛くなって、冷蔵庫の扉を開けるたびにウキウキします。
活用方法としてはこれらが私の定番になってきています。
- 飲みかけの飲み物の蓋として
- カットした野菜の保管に
- お皿にかけて料理の保管に
- 熱くないおにぎりを包んで持ち歩きに
- 手作りクッキーなどのお菓子のラッピングとして
そして、使ってみたからこそのデメリットも見えてきました。
唯一ひとつ。。。
中身が見えない!ということです。
長期間野菜などを包んだまま置いておくと、「あれ?何が入ってた?」となります٩( ᐛ )و
忘れそうなほど長く保管するものは包まないように気をつけています。
まとめ
今回は、蜜蝋ラップを手作りする方法についてご紹介しました。
思っいたよりも簡単にできてしまいます!
エコラップを活用して、ゴミの少ない生活・地球に優しい生活を一緒に始めてみませんか?
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