「飛行機の中で子どもがぐずったらどうしよう…」
「周りの人に迷惑をかけたら…」
と、搭乗日が近づくほど不安になっていませんか?
せっかくの旅行や帰省なのに、機内の2時間が怖くて憂うつ。その気持ち、痛いほど分かります。
私は国際線CAとして10年以上、機内で何百組もの子連れファミリーを見てきました。そして今は2児の母として、娘たちを連れての飛行機旅行も経験しています。
この記事を読むと、次のことが分かります。
- 年齢別(0〜1歳・2〜3歳・4歳〜)のぐずり対策グッズ12選
- 元CAだから知っている、グッズなしでできる機内サービス活用術
- ぐずりの原因の多くを占める「耳抜き」の正しいタイミング
結論から言うと、ぐずり対策は「フライトを3つの時間に分けて準備する」だけで驚くほどラクになります。CA目線とママ目線の両方から、本当に使えるものだけを厳選しました。

子連れ飛行機のぐずり対策は「3つの時間」に分けると成功する
ぐずり対策と聞くと「おもちゃをたくさん持っていく」ことを考えがちですが、実はフライトの時間帯ごとにぐずる理由が違います。理由が違えば、対策も変わります。
時間帯別・ぐずりの原因と対策の早見表
| 時間帯 | ぐずる主な原因 | 効く対策 |
|---|---|---|
| 搭乗〜離陸 | ベルト拘束のイヤイヤ・気圧変化(耳) | 飲み物・おやつで耳抜き、窓の外を実況 |
| 巡航中 | 退屈・眠いのに眠れない | おもちゃ・タブレットは「ここで初出し」 |
| 降下〜着陸 | 気圧変化(耳が痛い)・疲れのピーク | 降下開始の放送が鳴ったら飲み物・おやつを再開 |
ポイントは、おもちゃや動画といった「一番強いカード」を巡航中まで温存すること。搭乗した瞬間に全部出してしまうと、一番つらい後半に手札がなくなります。
元CAが機内で見てきた「余裕のある親子」の共通点
CA時代、機内で穏やかに過ごせている親子には共通点がありました。それは「必要な物が全部足元にある」こと。上の棚に入れた物は、ベルトサイン点灯中は取り出せません。ぐずり対策グッズは必ず、前の座席の下に置ける小さめバッグに集約しましょう。
ママCAちゃん壁の前の席だと、床に荷物を置くことは出来ないので、荷物を置けるように前列に席のある座席がオススメです!
子連れ飛行機のぐずり対策グッズ12選【年齢別】


ここからは、年齢別におすすめのグッズを紹介します。すべて機内持ち込みしやすい軽さ・大きさで、「音が出ない(または音を管理できる)」ことを基準に選びました。
0〜1歳(赤ちゃん)向け4選
| グッズ | ぐずり対策としての効果 | ひとことメモ |
|---|---|---|
| ① 布絵本(音が静かなもの) | 巡航中の退屈対策 | 落としても音がせず、舐めても洗える |
| ② おしゃぶり・授乳ケープ | 離着陸時の耳抜き | 吸う動きが耳抜きの代わりになる |
| ③ ヒップシート(抱っこ紐) | 通路あやし歩きがラクに | ベルトサイン消灯中の寝かしつけに |
| ④ 防臭袋 | おむつ・汚れ物対策 | 気圧でお腹が張りやすく、おむつ替え頻度が上がりがち |
2〜3歳(イヤイヤ期)向け4選
| グッズ | ぐずり対策としての効果 | ひとことメモ |
|---|---|---|
| ⑤ シールブック | 巡航中30分〜1時間の集中 | 好きなキャラ物だと効果倍増。100均でも◎ |
| ⑥ マグネットブック | 繰り返し遊べる | シールと違い床に落ちてもベタつかない |
| ⑦ ゼリー飲料・小分けおやつ | 耳抜き+空腹+ごほうびの3役 | 「ちゅるちゅる飲む」動作が耳抜きに効く |
| ⑧ タブレット+子ども用ヘッドホン | 最終兵器。ほぼ全年齢に効く | 動画は必ず事前にダウンロード。音量制限付きヘッドホンを |
特にタブレットは「機内モードでも見られる状態」にしておくことが絶対条件です。
機内のWi-Fiは繋がらない・遅いことも多いので、当日空港でダウンロードしようとすると間に合いません。



Amazon Fire HDには何度も助けられました。これでディズニープラスで動画をダウンロードしておくと、子供が静かに過ごしてくれる!
4歳〜小学生向け4選
| グッズ | ぐずり対策としての効果 | ひとことメモ |
|---|---|---|
| ⑨ 探し絵本(ミッケなど) | 親子で一緒に長く遊べる | 「次のページはひとりで探してみて」で一人遊びに移行 |
| ⑩ 塗り絵+削らないタイプの色えんぴつ | 静かに集中できる | 鉛筆削り不要のものを選ぶと機内で困らない |
| ⑪ 折り紙 | 軽い・安い・かさばらない | 折り紙をして楽しく過ごしている親子、とても多いです! |
| ⑫ はじめてのワークブック(迷路・めいろ) | 「お勉強できた」満足感 | 旅行前に新品を用意して「飛行機でだけ開ける」特別感を |
グッズなしでもできるぐずり対策・機内サービス活用術


実は、グッズと同じくらい大事なのが「座席選び」と「CAの頼り方」です。ここはCAだった私だからこそ、自信を持ってお伝えできるパートです。
座席選びで機内の快適さは8割決まる
- 通路側:あやし歩き・トイレ・おむつ替えに立ちやすく、子連れの基本
- 前方の座席:ビジネスマンが多く、少しピリピリモード
- 時間帯:お昼寝の時間に合わせたフライトを選ぶと「乗ったら寝てくれる」確率が上がる
なお、国内線では2歳以下の子ども連れ向けに優先搭乗の案内がありますが、私は体力が有り余っている子の場合は「あえて最後の方に乗る」のも手だと思っています。機内に座っている時間は短いほどラクだからです。
※荷物が多いときには早めの搭乗がおすすめ!早めに乗ると上の物入れにスペースが十分あります。



お子様連れの多くは後方座席に座る方がとても多いです。
同じような家族連れが近くにいるとお互い様という雰囲気もできて、子どもがもしぐずってしまった場合も気持ちが楽だと思います。
CAに遠慮なく頼っていいこと
「CAさんに頼むのは申し訳ない…」と思っているママがとても多いのですが、CA側からすると子連れのサポートは大事な仕事のひとつ。
- ミルク用のお湯・調乳のサポート(※提供内容は航空会社により異なるため事前確認を)
- ぐずって手が離せないときのちょっとしたお願い、広いスペースで立って寝かしつけ



親御さんがお手洗いをしている間、赤ちゃんを抱っこしたり、席でお子様の様子を見守ったりするのは私は大歓迎でした!
ぐずりの最大の原因「耳の痛み」はタイミングが9割


降下中に突然泣き出す子の多くは、耳の痛み(気圧の変化)が原因です。大人のように自分で耳抜きができないので、「飲む・吸う・食べる」動作で代わりにしてあげます。
| タイミング | やること |
|---|---|
| 離陸の直前〜上昇中 | 飲み物・授乳・おしゃぶりをスタート |
| 巡航中 | 何もしなくてOK。遊びの時間 |
| 「まもなく着陸態勢に入ります」の放送が鳴ったら | もう一度飲み物・おやつを出す(寝ていても降下で泣いたらすぐ飲めるよう手元に) |
よくある失敗は「着陸してから飲ませる」こと。気圧が変化するのは降下中なので、放送が鳴った時点で準備するのが正解です。



離陸、降下に合わせて授乳ケープを使って座席で授乳する方も多いです。
長女が5歳の時に飛行機に乗った際、降下のタイミングで耳が痛いと大泣きをし始めたことがあります。
それ以来、私はチュッパチャップスをたくさん用意するようにしていて、離陸と着陸の際に舐めてもらうようにしています。
普段はあまり与えていないので、飛行機に乗ると食べられる特別なおやつとして子どもたちも喜ぶし、耳も痛くならず一石二鳥です。
チュッパチャップス、おすすめです。
子連れ飛行機のよくある質問(FAQ)
Q1. それでも泣き止まないときは?周りの目が気になります
A. まず知ってほしいのは、CAも周りの乗客も、思っているほど「うるさい」とは感じていないことが多いということ。エンジン音で泣き声はかなりかき消されます。どうしても泣き止まないときは、後方ギャレー(CAのいるスペース)近くで立ってあやすのがおすすめ。CAに「少しここにいてもいいですか」と声をかければ大丈夫です(ベルトサイン点灯中は座席に戻ります)。
Q2. タブレットやスマホは離着陸のときも使えますか?
A. 機内モードに設定すれば、離着陸中も含めて使用できます(日本の国内線・国際線とも)。
Q3. 子どもの飲み物やおやつは持ち込めますか?
A. 国内線は液体の持ち込み制限がないため、ジュースやゼリー飲料もそのまま持ち込めます。国際線は液体物の制限(100ml以下の容器等)がありますが、乳幼児用のミルク・ベビーフードは検査員に申告すれば持ち込み可能です。
Q4. 赤ちゃんは生後何日から飛行機に乗れますか?
A. ANA・JALの国内線では生後8日以降から搭乗できます。 ただし体調や気圧の影響を考えると、首がすわる前の長時間フライトは慎重に。心配な場合はかかりつけ医に相談してから予定を立てると安心です。
準備さえすれば、子連れフライトは「怖い時間」から「旅の楽しい始まり」になる


最後に、この記事のポイントをおさらいします。
- ぐずり対策は「搭乗〜離陸・巡航中・降下〜着陸」の3つの時間に分けて準備する
- 一番強いカード(タブレット・新しいおもちゃ)は巡航中まで温存する
- 耳抜きは「降下開始の放送」が合図。飲む・吸う・食べるで代わりにしてあげる
- 座席は通路側+お昼寝時間のフライトを。CAには遠慮なく頼ってOK
準備した分だけ、当日のあなたの心の余裕になります。
心に余裕があれば、窓の外の雲を一緒に眺める時間さえ、子どもとの大切な思い出になりますよ。
親子で、空の旅を楽しんできてくださいね。














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