海外旅行の現金はいくら必要?元CAが教える行き先別の目安と安全な持ち方

海外旅行に行くとき、現金はいくら持っていけばいい?
クレジットカードだけでも大丈夫?

現金が多すぎると、盗難が心配なうえに使い切れず再両替で損をします。かといって少なすぎると、チップや屋台で困ります。

ママCAちゃん

結論から言うと、現地通貨は多くても5,000円分+予備の日本円1万円で足ります。

多くの国でカード決済とタッチ決済が使えるので、現金は「カードが使えなかったときの保険」と考えれば十分です。

私は国際線CAとして10年以上の乗務経験を通して、さまざまな国の支払い事情に触れてきました。
この記事では、海外旅行に必要な現金の決め方現金とカードの安全な持ち方海外手数料を抑える選択肢をご紹介します。

この記事で分かること
・海外旅行に持っていく現金額の決め方
・現金、クレジットカード、デビットカードの安全な使い分け
・海外カード手数料で損をしにくくする方法

目次

海外旅行の現金はいくら必要?【行き先別の早見表】

海外旅行で必要な現金の国別目安
行き先現地通貨で持つ現金理由
アメリカ5,000円分チップ用。うち1ドル札を10〜20枚
東南アジア5,000円分市場・屋台が現金のみのことも
ヨーロッパ3,000円分有料トイレ・小さな店用
韓国・台湾・シンガポール0〜3,000円分ほぼキャッシュレスで完結

考え方はシンプルで、現金でしか払えない分だけ準備する。これで大丈夫です。

ママCAちゃん

私自身、アメリカや東南アジアなら1回の旅行につき5,000円ほどを現地通貨で持ちそれ以外の国では現地通貨を用意しません。日本円の現金も1万円ほどです。

多くの国でキャッシュレス決済が使えるので、現金がなくて困ることはほとんどありません。むしろ現金で払うと、偽札じゃないかと逆に怪しまれて、お札を光にかざされたこともあります。笑

最初から多額の現金を持つより、必要になったときに現地ATMでクレジットカードやデビットカードから引き出すほうが安心です。

私の体験
現金が必要だな〜と思ったのはアメリカです。チップ文化があるので、タクシーの運転手さんにチップを現金で払ったり、ホテルを出る際に枕元に少額のチップを置いたりします。
東南アジアの市場や屋台も、今なお現金が主流。それでも5,000円程あれば十分すぎるという印象です。

海外旅行で現金が必要になる4つの場面

海外旅行で現金が必要になる4つの場面

屋台・市場・小さな個人店

キャッシュレス化が進んだ国でも、屋台や市場、家族経営の小さなお店では現金だけということがあります。高額紙幣はお釣りがなく断られる場合もあるため、少額紙幣を用意しておくとスムーズです。

チップ

チップをカード決済に加えられる店もありますが、ホテルの清掃スタッフなど、少額の現金が便利な場面があります。チップの習慣がとくに根強いのはアメリカです。

公衆トイレ

ヨーロッパなどでは有料トイレがあり、現金や特定の決済手段しか使えないことがあります。少額紙幣と硬貨を準備しておきましょう。

硬貨は現地の買い物のお釣りで確保するのが基本です。着いた日にコンビニやスーパーで飲み物を買っておくと、自然に小銭がそろいます。

カードが使えなくなったとき

不正利用を疑われてカードが一時停止される、店の通信が落ちる、読み取り機が古くて弾かれる。どれも実際に起こります。現金を数千円持つ理由は「使うため」というより、カードが使えなくなったときの保険です。

海外旅行では現金とカードをどう分ける?

海外旅行で現金とカードを分散して持つ方法

おすすめは、現金・決済カード1枚・予備のクレジットカード1枚を、同じ財布にまとめず分散して持つ方法です。万が一1つの財布をなくしても、残りの支払い手段で動けます。

  • 現金:ノーブランドの財布に入れる
  • メインカード:海外手数料を確認して持つ
  • 予備カード:メインカードと別のブランドにする

海外では盗難のリスクもあるので、私はノーブランドの財布を使うようにしています。
基本はクレジットカードやデビットカード決済です。

ママCAちゃん

タッチ決済ではApple Watchを使うと、財布やカードを取り出さずサクッと支払いができるので便利です。

海外旅行のカード手数料で損しない方法

海外の決済で日本円ではなく現地通貨を選ぶ理由

クレジットカードには海外事務処理手数料がある

クレジットカードで外貨決済をすると、国際ブランドの基準レートにカード会社の海外事務処理手数料が加わるのが一般的です。料率はカード会社やカードによって異なります。


三井住友カードのVisa・Mastercardでは海外事務処理手数料が3.63%です。
1ドル=150円で100ドルを使うと、15,000円に約545円の手数料が加わる計算です。

ママCAちゃん

日本に帰ってきてカードの明細を見たら、「思ってたより高かった!」となるのは、海外事務手数料がかかっているからです。

日本円ではなく現地通貨を選ぶ

クレジットカード支払いで海外のお店やATMで「日本円と現地通貨のどちらで支払いますか」と表示されたら、基本は現地通貨を選びます。

日本円を選ぶと、お店やATM側が決めた割高な換算レートが適用されることがあるためです。アメリカならUSD、ヨーロッパのユーロ圏ならEURを選びます。

海外のレジやATMで通貨を選択できるときは「現地通貨」を選ぶ。日本円表示は分かりやすくても、お得ではありません。

カード手数料を抑えるならWiseデビットカードが便利

海外旅行で現金・クレジットカード・Wiseを使い分ける方法

海外での支払い手数料をできるだけ抑えたい人におすすめなのが、Wiseデビットカードです。Wiseは複数通貨を管理できるサービスで、カードに対応した店舗での支払い海外ATMからの現地通貨引き出しに使えます。

比較項目現金一般的なクレジットカードWiseデビットカード
支払い現金のみの店で使える後払い残高から支払う
為替・手数料両替所ごとに異なる基準レート+海外事務処理手数料が一般的ミッドマーケットレート+両替手数料。海外事務手数料は無料
使いすぎ管理残額が見える請求まで数時間〜数日かかり分かりにくいことがある即時、アプリで残高と利用履歴を確認できる
現金調達持参・両替が必要海外キャッシング対応なら可能対応ATMで現地通貨を引き出せる
注意点盗難・余り・再両替手数料が高い事前入金が必要

海外での支払いにWiseデビットカードを使うメリット

  • 海外事務手数料が無料
  • 日本向け物理カードの注文手数料は1,200円、サブスクリプション料金はなし
  • デジタルカードは無料
  • 支払い先の通貨を保有していれば、その通貨でのカード利用はWise側の支払い手数料なし
  • 保有していない通貨で支払う場合は、ミッドマーケットレートと事前表示される両替手数料で自動両替
  • 1か月合計25,000円相当までWise側のATM出金手数料が無料
  • 25,000円相当を超えるATM出金は、超過分に100円+1.75%のWise手数料

Wiseの注意点・向かない場面

  • 先に残高を入れておく必要がある
  • 海外ATMでの出金時、ATMの独自手数料はWiseの無料枠とは別に発生することがある
  • クレジットカードの付帯保険や後払い機能の代わりにはならない
ママCAちゃん

私は、航空券代やホテル代など出発前の支払いをクレジットカードで済ませ(付帯の海外旅行保険を使うため)、現地での支払いはWiseにしています。

Wiseなら、海外でのカード支払いと現地ATMからの少額引き出しを1つのアプリで管理できます。デジタルカードや物理カードの発行条件・手数料は、申し込み前に公式ページで確認してください。

\ クレカよりお得に支払いできる /

海外旅行の支払い【よくある質問】

海外旅行におすすめの現金・Wise・予備カードの組み合わせ

海外旅行はクレジットカードだけでも大丈夫?

クレジットカード1枚だけにするのはおすすめしません。小さなお店、チップ、通信障害、カードの利用停止などに備え、少額の現金を持ちましょう。メインカードと予備カードも分けて持つと安心です。

現金は日本円のまま持っていく?現地通貨に両替する?

日本の空港での両替はレートが悪いので、おすすめは日本では両替せず、到着後に現地の空港ATMでWiseやクレジットカードから現地通貨を引き出す方法です。予備として日本円1万円を、財布とは別の場所に入れておくと安心です。

海外ATMでは日本円と現地通貨のどちらを選ぶ?

基本は現地通貨です。日本円を選ぶと、ATM側の換算サービスによる割高なレートが適用されることがあります。ATMの利用手数料も確認してから確定しましょう。

Wiseデビットカードがあればクレジットカードはいらない?

Wiseがあってもクレジットカードがあると安心です。Wise内にチャージしていた残高がなくなってしまうと支払えないためです。

家族旅行の現金は人数分増やす?

現金は人数倍にしなくて大丈夫です。食事代や入場料はカードで払えるので、人数で増えるのはチップくらい。家族4人でも現金は5,000円分で足ります。

現地通貨が余ったらどうする?

現地通貨が余ってしまいそうになったら、私は最後の買い物のときに現地通貨とクレジットカードを併用して支払います。レジでは「Can I pay part in cash and the rest by card?」と言うだけでOK。こうすることで小銭もすべて使い切れます。

どしても現地通貨を使い切れず持って帰ってきてしまった場合には、ポケットチェンジという機械で交通系ICカードにチャージするのが便利です。羽田空港にもありますよ。

余った現金を入れてICカードをタッチするだけで交通系ICカードにチャージされる!

まとめ:海外旅行の現金は必要最低限にして、支払い手段をいくつか持っておこう

海外旅行出発前の支払いチェックリスト

海外旅行の現金は、現地通貨を多くても5,000円分。それに予備の日本円1万円を財布とは別の場所に入れておけば十分です。

安心して旅行するために大切なのは、現金、海外で使いやすいカード、予備のカードを持ち、支払手段をいくつか持っておくことです。

海外事務処理手数料を抑えながら、アプリで旅行予算を管理したい方は、Wiseデビットカードも候補にしてみてください。出発前に余裕を持って準備し、少額決済まで試しておけば、現地で慌てにくくなります。

参考にした公式情報

Wiseデビットカードの手数料

Wise ATM出金手数料の仕組み

Wiseカードの手数料と両替

ホテル・レンタカー等の事前承認取引

三井住友カード:海外旅行に持っていく現金の決め方

三井住友カード:海外事務処理手数料

Visa:海外旅行時のお金とカードQ&A

※掲載情報は2026年8月時点。金融サービスの手数料・条件は変更される場合があります。

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この記事を書いた人

・CA歴10年以上
・2児のママライター

ママCAとして国内外を飛び回った経験をもとに、現役CA・CAママ向けに“リアルに使える”情報を発信中。
仕事での愛用品・育児との両立など、CA視点で本当に役立つモノ・コトをレビューしています。

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